ホンダ新型「N-BOX」なぜ標準仕様のターボ車を廃止

若者の車離れから始まって車社会も高齢化している気がしている。
道路の流れが遅くなった。みなさんゆったり加速している。
先日も前を走っていたクルマ、発進してしばらく20キロ台、ただし加速はしていて30キロ台、「おせーな」と思っていたら40キロになった。さらにゆるゆると加速している。どんな気持ちでアクセル踏んでいるのだろうか。私には想像がつかない。
スーパーから強引に県道に割り込んできたクルマ、こちらはフレーキ。とっとと行ってくれれば腹も立たないのだが、先程のようにのんびり加速である。
教習所で「スムーズな加速」と教わったのは昭和の話。今はそんな教習もなくなったか。
さて本題。
ホンダ新型「N-BOX」なぜ標準仕様のターボ車を廃止という。上記のように今の社会でターボの必要性がなくなったということ。加速が悪いことはもはや欠点ではない。ちんたら加速することに違和感もストレスも感じない人たちが買うクルマなんだろうね。
そう考えるとプリウスミサイルはパワフルすぎるということだ。今のHVはずっと「ガソリンエンジン並みの、もしくは以上の加速性能」が命題だった。しかしながら、ニーズと結果はプリウスミサイルと呼ばれるようになってしまった。HVを選択する人は本来ノンターボの1トンクラスの軽自動車で十分ということなんだ。
とすればフィアットVWが1000ccを生産していることを考えれば800cc程度の究極のHVを作ってみてはどうか。喜ぶ老人やオバハンはたくさんいるような気がする。

私はGRヤリス、自動ブレーキもバックモニタもついていない。加速性能の悪いクルマに乗りたくないし、加速性能の悪い人間になりたくない。ターボやガソリンエンジンが買えなくなるまで中途半端なクルマには乗りたくないな。

とは言っても、今の自動車はノンターボの軽自動車でも立派に加速することができる。たまにレンタカーで安い軽を運転して性能の良さに驚く。