罪を憎んで人を憎まず


明け方に起きて月見をした。とは言っても数分だが。
こちらは地球照を意識した露出。

こちらは適正露出。とは言ってもマニュアル設定だが。
まだ、30度以上ある真夏の天気だが深夜日が変わる頃にはオリオン座が上がってくる。半年ぶりでオリオン座を見ると季節が進んだことを感じる。というわけで三ツ星下の星雲のあたりを撮影した。

週末の情報番組はジャニーズ問題一色。
被害者がどんなに騒ごうとも、加害者は死んでいる。さらに他の加害者はいないようだし。再犯の恐れもほぼないし。被害者の無念は計り知れないが、加害者がいないのにどんなに訴えても何も変わらない。素直に「お金がほしい」と言ったほうがよっぽどサバサバする。坊主が憎けりゃ袈裟まで憎い、ということで直接犯罪には関係ない事務所の人達にもきつい物言いである。
もう一つ、実際どれだけ酷い、おぞましい犯罪があったのかはっきりしない。(どこかを見ればはっきりしているかも)
お尻を触ったとか、チンチン触ったとか、一緒に風呂に入ったとか、抱き合ったとか、小中学校では男同士でよくあるセクハラである。小中学校の休み時間では子供同士でじゃれ合うことはそれほど特殊なことではない。ひとつひとつを「セクハラ」と断定することは簡単だがその後は随分味気ない休み時間になることも推測される。
ジャニー氏のセクハラはおぞましいものではあるが、その極端な被害以外の数百人の被害者の状況は休み時間によくあることとも言えなくもないのではないか。

どこかの地方都市であった2歳の子供の車内置き去り事件。犯人のおばあさんは孫を乗せていることをすっかり忘れていたという。
人が死んでいるのだから無実とはならないにしても、このおばあさんをどれだけ叩いても、体制に影響なし。誰だって間違いはあるものだし。命に関わる間違いは別にして。ちょっとしたミスを「なんでちゃんと確認しなかったのか」と問い詰めても「間違ったのだから仕方がない」と加害者は言うだろう。命に関わるミスは勘弁だが、故意、わざとではない犯罪に対してあまりきつすぎても住みにくくなるだけである。