27歳男性タレント自殺

ニュースやネットで、好意的な報道を目にしている。
自殺すれば美化されるという風潮が根強くある。
ものすごく客観的な話をしたい。
2015年ぐらいから彼をテレビでよく見るようになった。
金髪で化粧をして変な喋り方、どちらかというと一定年齢以上の人には気持ち悪いキャラだった。タレントである以上は当然求められるキャラを演じる必要がある。変な格好で変なことを言うことで笑いを取ってのお仕事だったと思う。
結婚して子供ができて彼の出番は減ってしまった。普通の幸せを求めて普通の幸せな家庭を持ってしまった。変なことをいっても虚しく聞こえるのである。テレビで見ることはなくなってしまった。
次にテレビで見たのは離婚したというゴシップ報道。訳の分からないコメントで離婚理由を説明していたが、虚しい。所詮チャラチャラした言動、外見の人に普通の幸せな家庭は無理なんだなあと思った。
その後は今の自殺報道の映像を見るだけだが、性転換したような容姿になっていた。そして、何よりも嫌だったのが性差別批判というような、活動家のような発言である。彼のキャラではないし誰かに言わされているような棒読み、はっちゃけたコメントはなくなった。その勇ましい姿は彼が望んでいるものでなかったことが自殺したことでわかった。
どんな職業でも自分が望んでいた業務内容でないことのほうが多いし、給料のために我慢して違う自分を演じているのである。クレームを言ってくるモンスター客に「貴重なご意見ありがとうございます」などと本気で思うやつなどいない、みんな装っているだけなんだ。それが自殺理由だとすれば悲しい。