偉人である。
何もかもが素晴らしい。技術や才能だけでなく、人間性も容姿も素晴らしい。そして期待される結果も数字も出している。
昭和なら王長嶋江夏を足しただけで割っていない。どうしてこんな天才が現代に生まれてきたのか。
さらにこの恵まれた体格と才能が純血の日本人であることも書き加えたい。一部の世界で活躍する日本人と言われている人たちは多民族の容姿であり日本語も話せない人もいる。ただ国籍が日本というのは素直に「頑張れ日本人」と応援しにくい。
そんな中、普通の日本人のスーパースターの誕生である。
スポーツ選手の宿命がいくつかある。近い将来加齢で力がなくなる。活躍するほど体を酷使して怪我をする。現役引退後、過去の栄光にしがみつくような仕事しかない。
最後までスターでいたのは結局王長嶋だけだったのかもしれない。
しかしである。あの王長嶋でも大記録の影でスランプに苦しんだ。引退直前には無冠であった。
さらに球団の監督になったものの、成績が出せずに早々に退任、決して順風満帆ではない。それでも彼らは人を引き付け努力をして監督としても大成するのである。
王は奥さんにさきだたれ独身としての大監督。長嶋は巨人の監督だけでなく日本代表監督にもなる大車輪、が、力尽きて脳梗塞に。
人生は決して全部いいことばかりではない。大谷くんもこれから試練にあうだろう。そのときにどう乗り越えるかがスーパースターなのである。
それにしてもあのすごいバッティング、惚れ惚れするね。