大ニュースではないがマニアには衝撃、82歳の狂気

5日午後4時半前、東京消防庁町田消防署の前で「乗用車が歩道に乗り上げ、けが人が2人」と119番通報がありました。車を運転していたのは82歳の男性。道路に出ようとした際、防署に突っ込んだとみられています。この事故で歩道にいた60歳くらいの男性がはねられ、死亡が確認されました。
というニュース。

お約束の80代の踏み間違えの暴走事故ニュース。
今回は犠牲者も出たということで、厳しい取材が予想される。この踏み間違えの暴走事故は80代だけではなく70代もよく聞くし60代後半でもニュースになっている。実年齢ではなく運転能力年齢なんだろうね。残念ながらこれだけ科学が進んでいるのにヘボ運転手の洗い出しはできないというのが不幸である。実際に踏み間違えの暴走事故で命を奪われた人たちは成仏できずにうろうろしていることだろう。成仏すべき老人がヘラヘラ運転して命を奪うという構図はいつまで続くのか。
今回の事故のポイントはそれだけではない。
ニュース映像を見て驚いた人も多いだろう。比較的新しいスバルのインプレッサである。(違っていたらごめんなさい)
最近のCMでこれでもかと女性がタクシーに追突する寸前を見せられている。スバルがいち早く開発実用化したたアイサイトの性能はすごいのである。
ところがである。スバルアイサイトは82歳の老人の狂気までは想定していなかったということだ。フルタイム4WDの素晴らしい加速性能で人をはね殺して建物につっこんで行ったわけだ。
残念なことだが、スバルの営業マンに「お客様の運転技能から考えてインプレッサやレボーグやWRXはお売りできません」などとは口が裂けても言えない。それどころか「アイサイトがあるから安全です」と売りつけるのだろう。営業マンを悪と断罪するには可哀想すぎるが、今回の事件の80代の老人にインプレッサを売りつけるのは限りなくアウトに近い。
この手の事故のブログを書く度に書いていることだが、前科のない老人に運転をやめろとは言いにくい、言えないのである。
私の案だが
一周800m程度のサーキットのショートコース。もしくは教習所の外周路を最高速60キロ程度で走れたら合格とするのはどうだろう。アクセルとブレーキを踏み間違えるのではなく、コーナーの手前でブレーキを踏んでコーナーを抜けたらアクセルを踏むだけの簡単なテストでいい。多分この人たちはそれができない。