なか卯、親子丼値下げ

去年7月に食材費や配送費上昇を理由に「並盛」を480円から490円に10円値上げ。それを40円引き下げて450円(税込)としました。なか卯としては過去最安値だといいます。
というニュース。

卵が高騰しているというさなかの親子丼の値下げはインパクトがある。
さらにニュースを読むと
契約する養鶏場では鳥インフルは発生しておらず、エネルギー価格や人件費などのコストは増えているものの、あえて価格を引き下げることで集客を図る狙いだといいます。

もちろん業者の話を鵜呑みにはしない。
先程のTBSのニュースではこの時期に値下げしたもの、というネタをやっていた。
共通するのは唯一つ、私には縁がない物、である。
そもそもが低所得者の私には、スーパーの399円の弁当でさえ高級に見えてしまう。社食の350円の定食も高級だ。年度替わりで社食が休業のため昼食は88円のカップ麺をすすっている。そもそも外食などわたしら貧乏人には関係のない世界である。
裏を返せば、そもそもが外食はそれなりの利益があるということ。スーパーで400円で売っている幕の内(のり弁)が外食や駅弁では800円1000円である。外食を多用する人たちは私らとは価値観、観念が違うのである。そんな金持ちの中で「40円下げた」と言ってもなんとも。
もちろん外食産業にとっては、大変なコスト計算をしての大英断だとは思うが。
卵は高いといっても1個20円、鶏肉の端切れだと100g70円程度、調理の手間を無視すれば原価はご飯80円卵と鶏肉で120円、これを400円以上で売っているのだから貧乏人は手を出さないわけだ。
もちろん味付けや調理方法は別計算。そこに価値観を求める人が多いから外食産業は成り立つわけで。
偉そうに書いているが、私は丼ものに目がない。何を食っても美味しいと感じる。大病して入院、ろくな食事が取れなかったときに、頭の中にぐるぐる回っていたのは、カツ丼や天丼やうな丼であった。もう少し所得があれば、なか卯やかつややすき家で毎日どんぶりを食いたい。