ウルトラホーク1


特撮物特にヒーロー物に出てくる特別装備はちょっと首を傾げるデザインが多い。子供心に響けばいいのかもしれないが。時代を超えて愛されているのがサンダーバード。科学的になぜというのは無粋。とにかくあんなものが空を高速で飛び回る上にVTOLするのがすごい。ジェット推進でVTOLするのは現実ではハリアーと35Bくらいである。
さて、さらにきわものなのが円谷プロダクションの装備である。初代ウルトラマンのビートルなど哀愁である。あのテカテカ感がなんとも言えない。同時期では宇宙物として「キャプテンウルトラ」があった。出てくる「シュピーゲル号」にワクワクしていたのだけど、改めて見ると、まあそんな感じだ。私はずっとキャプテンウルトラ円谷プロウルトラシリーズと思っていたが実は東映だった。(汗)
ところがである。円谷プロの架空航空機で美しいデザインなのがこのウルトラホーク1号なのである。
デルタ翼、さらに垂直尾翼の上に水平尾翼。理にかなったデザインなのか。コンコルドはなめらかな曲線のデルタ翼だが1号は直線を組み合わせた造形でこちらのほうが強そうである。シュピーゲル号と同じで3分割するのは今ひとつだが、当時の私はそれもワクワクしていた。分割して飛んでいる機体がそれぞれ貧相で、力学的にどうやって飛んでいるのか子供心にも理解できなかった。(笑)
それでもこうして令和の今にモデル化するのは素晴らしいことだ。それだけファンがいるということだろう。私は買わないけど大ファンだ。