ANAのA380が3機並んだというニュース。
分かる人にはわかっている話だが、コロナのせいでハワイ便は片っ端からキャンセル。せっかく買った大型機は駐機場の肥やしとなった。にも関わらず最近オレンジの3機目が納品されたわけで。そうでなくてもジリ貧の航空業界で全長73m総2階建てのお荷物を3つも背負うことになったわけで。
以前から私はここで何度も何度も書いていることがある。マニアのために考えろ。
JRは特にひどい。マニアは害虫だと思っている。撮り鉄に対してよい提案をしたことがない。とにかく邪魔だ邪魔だと。実はたいしてマニアではない客にレストランのような列車を走らせているだけだ。つまり旅客収入しか考えていない。
大宮や浜松などの基地の一般公開ではあれだけ人が集まるではないか。旅客収入以外の収入を積極的に考えるべき。そのへんがまだ半官半民国鉄時代の考え方が色濃く残っている。
コロナでボーナスも出ない航空業界。先日の地上でファーストクラスの機内食で随分客を集めたと聞いている。飛ばなくても金を出す人はたくさんいるのだけどね。特別フライトも初日の出だけじゃダメだよね。先日、下地島空港へのウミガメのフライトが話題になった。飛行機に乗りたい人はたくさんいることを航空会社の人は今ひとつわかっていないのだ。
国鉄が潰れたのもJALが一回潰れたのもコロナでJRも航空もヘロヘロになっているのも、乗りたい人をないがしろにしてきたからだ。マニア愛好家をないがしろにして、ビジネスや観光客を食い物にしてきた反動なんだよね。
私は10年以上前から、JR西の500系フル編成とJALANAのB747を動態保存で残すことを言い続けてきた。老朽化や維持が問題と言うのならなぜ昭和初期製造のSLが今走っているのか。なぜ海自のP3Cが飛んでいるのか。
社長を元いすみ鉄道の社長にやってもらうしかないね。本気で立て直したいなら。