プール方式PCR検査

東京都世田谷区は、区内で働くすべての介護職員や保育士ら計約2万3000人を対象に、発熱など症状の有無にかかわらずPCR検査を行うと発表した。
検査能力を向上させるため、複数人の検体を混ぜてまとめて検査し、陰性の場合は全員を陰性と判断する「プール方式」を導入する。
というニュース。
私と嫁さんは「なるほど」と膝を叩いた。
記事によると4人分の検体を混ぜて1回のPCR検査をする。
陰性なら4人共陰性となる。
つまり1回で4人分である。
コストは今まで一人3万円台だったがこれなら1万円以下になる。
もし陽性なら改めて4人のPCR検査をする。
二度手間のようにおもえるが陽性率が1~2%程度の状況では
4人共陰性の確率が圧倒的に高いわけで。
コストを計算してみた。陽性率1%。
100人の検査は3万5千円*100で350万円
4人ずつの検査は3万5千円*25で87万5千円
そのうち1件で陽性が出るのでさらに4人の検査が必要3万5千円*4で14万円。
4人ずつの合計が101万5千円。
7割近く安くなる計算だ。
これを考えた人は頭いいなあ。
もう一つ
この2日間、エアコン無しで網戸で寝ることができた。
熱帯夜からの開放である。
とは言っても昼間は33度以上。
帰宅するとリビングは換気したとしても33度ぐらいになっている。
仕方なくエアコンをつける。
猛暑日は28度設定だったが最近夏バテ気味で設定温度を27度にした。
いつもすごいなあと思うのがこの写真。

比較的エアコンに近いところの室温が27.0度と表示。
もちろん部屋の場所によってもっと高いところもあるのだけど
エアコンの温度管理はかなり正確だと感心している。
このエアコンは3.11の震災の年に購入したもの。
すでに買い替えの時期に来ているが性能的には問題ないのである。
「そんなこと当たり前だよ」と言われそうだが
昭和の学生時代、熱電対を使った化学実験や温度管理のシステムを作るのに苦労していた。
デジタルの時代になって当たり前のことになったのだろうね。