老後資金2千万円臭いものにフタ

暑さ寒さも彼岸まで、
なんていうのも温暖化の現代には通用しない。
今日も真夏日一歩手前、夜になっても室内は27度。
昼間の熱い空気が部屋から抜けない。
扇風機2台で換気しているのだけどねえ。
10月に入っても28度前後の気候は続くそうだ。
さて、
老後資金2千万円問題。
政府は正式になかったことにしたというニュース。
いろいろなライフスタイルがあるのに一律2千万円はやや乱暴ではあるが
多くの50歳以上の人は納得したのではないか。
もう少し言えば、数千万円のマイホームがあって、
適度な人付き合いと、旅行などの趣味があるならば
年金だけじゃ今の生活は維持できないことぐらいだれでもわかる。
俗に言う中流以上の階層であれば、3千万円以上というのが定説。
地方公務員に22歳から60歳まで。
生涯賃金は2億から3億。
夫婦の生活費が月に家賃光熱費自動車食費通信などで20万。
年間250万、40年で1億。少なく見積もって生涯賃金2億として1億が貯蓄。
一人5千万円の老後資金となるはずだが、この数式では持ち家がなく
自動車も軽自動車レベル。年に一度の帰省や温泉旅行もできない。
さらに子供子供一人に付き教育費2千万円、光熱食費2千万円。
二人なら8千万円。金のかかるスポーツや芸術や医学に進みたいとなれば。
2千万円、夫婦で4千万円の貯蓄はそこそこ厳しい。
自営業などの国民年金のみだと月に10万円。
夫婦で20万。食べていくだけならナントカなるが、一切の贅沢はできない。
さらに、大病、家族の事故などのトラブル、災害などで大きな損害となれば
万事休す、自治体の作った仮設住宅に住み続けることになる。
手塩にかけて育てた子どもたちにリフォーム資金ぐらい出して欲しいところだが
上記の理由でそんな余裕などない、という子供の方が多数派だろう。
70代で早死する予定で、ある程度の年金額になるのなら2千万円の貯蓄。
90まで生きるとして、それなりに衣食住の生活水準があって親族や地域の交流があって、
公務員や大企業で退職金をもらったような人だと4千万円の貯蓄というのが相場だと考える。