岡山へ行きたい。
若い頃、訪れたことはある。
駅から市電に乗って後楽園へ行った。
四国への旅行の帰り道、新幹線の乗り継ぎのときに途中下車した程度。
倉敷などの観光地もあるがそれほど興味はない。
岡山への興味は2つの昭和の映画だ。
一つは「男はつらいよ」
岡山県高梁市がひろしの実家として何度か登場する。
ロケ地は今でも武家屋敷として保存されていると言う。
もう一つは「八ツ墓村」
横溝正史の作品では岡山が度々登場する。
まずはロケ地となった山林王・多治見家
外観の撮影は、岡山県成羽町吹屋にある広兼邸を使用。
次に峠で眼下に八つ墓村を見下ろすシーン。
広兼邸よりはるか北、約70km、明地峠を越えたおとなり鳥取県の日野町。
明地峠から見下ろせるこの集落に広兼邸を似せたオープンセットを建てて撮影。
さらに八つ墓村の中で忌まわしい30人殺人事件があるが原型となった事件があった。
津山事件、1938年5月21日未明に岡山県苫田郡西加茂村大字行重の貝尾・坂元両集落で発生した大量殺人事件。
津山市貝尾地区は今でも残っている集落。当時を知るものは何も残っていないし表示も無いそうだ。
しかしながら、墓標の日付を見ると5月21日を見ることができるそうだ。
津山市は鉄道の資料館や大型ダムなど見どころが多いとどこかのブログで読んだ。
さらにもう一つ
本四連絡橋ができる前、四国への玄関口となったのが宇高連絡船の港、宇野駅である。
瀬戸大橋が開業するとローカル線に格下げになった。が廃線は免れた。
当時は四国への長距離列車、貨物列車がすべてここを通ったこともあり広大な鉄道施設があったとされている。
今はそのほとんどが線路を剥がされて土地の流用がされているがその面影は見られるそうだ。