ペンタゴン・ペーパーズ、映画評

コロナひきこもり映画鑑賞シリーズである。
ペンタゴン・ペーパーズ
この映画の宣伝文句がすごい。
アカデミーノミネート、アカデミー俳優の共演、スピルバーグ、ジョン・ウイリアムス、
などなど。
結果的にはいい映画なんだけど、スピルバーグの社会派作品はあまり好きではない。
善悪がわかりやすく、、過ぎて。
新聞が善で政府が悪というスタンスで話が進む。
さらにラストではヤッターと抱き合って喜ぶハッピーエンド。
題材はすごくいいのに脚本が子供向けに作りすぎたか。
さらに1970年前後のベトナムに対するアメリカ世論に言及していない。
新聞社の中での舞台を見ている感じ。
ただし、ペンタゴン・ペーパーズの中身は興味深い。
多分史実に合わせているとは思うが。
ベトナム介入は1960年代と思っていたが実際はトルーマンの名前が出てくる。
つまり大戦中からベトナム介入は政府の懸案だった、ということか。
私らはベトナム戦争を冷めた目で見ているが、
アメリカ人にとっては唯一勝てなかった戦争として違う目で見ているのだろう。
☆4つ