3.11

今年も3.11がやってきた。
我が家は棚の上のものが落ちた程度の被災だったが
それでもあの日のことはトラウマになっている。
津波の被害に遭われた方はいかほどの気持ちなのか。
さて
テレビでは現地の様子をレポート。
先程の番組では、
駅、市民会館、図書館、役場、公園、資料館などなど
さらに、道路、かさあげした土地、
復興は進んでいる、とのことだったが。
よくよく見れば箱物ばかり。
所得税から復興税を国民全員から巻き上げて
役人や議員が好きな箱物は作り放題である。
無駄遣い、とは言えないが、関東の都市部でも
老朽化した箱物で困っている機関はたくさんある。
さらに、よく言われることだが
住宅地に住民が戻ってきていない、との指摘がある。
住民不在で箱物行政だけを推し進めたということだ。
役人や議員にお金を持たせればこういう結果になるわけで。
ところが税金は個人のためには使えないということ。
せめて復興税団地でも作って住民を住まわせる方が良心的なんだけどね。
結局、海岸にコンクリートで壁を作って
ブルドーザーで盛り土をして
箱物で津波に備えようとしているわけで。
人間は自然災害には無力なんだ。という3.11の教訓は生かされていない。