東北の海岸線

3年半前の東北の大災害。
800年に一度の大津波との話もある。
大自然から見ればアリのような人間たちは為す術もなかった。
今日のことである。
図書館の入口にある写真ニュースの掲示板を見てびっくりした。
真新しいコンクリート万里の長城が海岸線にできている。
わずか3年でこんなにできたのか。
この巨大建築物のために費やされた費用と人手はどこから出てきたものなのか。
東北の復興の最優先はこのコンクリート万里の長城だったのか。
写真にある普通の防潮堤で高さは7mぐらい。
海面からは10mとされているようだ。
ところが、住民は頼んでもいないのに一部の被災地では今回の津波にちなんでか
20m近い高さの防潮堤を作るとか。
家の周りに20m近いコンクリートの壁があったとしたら、感覚としては刑務所だよね。
海の近くに住んでいながら絶対に海は見えないし。
3.11ではどんなにすごい防潮堤も役に立たなかったことを経験した。
(被害の緩和には役に立った)
ハードウェアがどんなに立派でも最終的にはソフトウェアが大切だと知った。
それなのに、税金を使って頼みもしないのにとっとと作ったのは万里の長城
世界の3大無駄はピラミッド、万里の長城戦艦大和と言われる。
いつの時代も政権のやること、やる順番はこんなものなんだね。
政府のお偉いさんが考えるのはまず土建屋さんということだ。
被災地、被災者の復興の優先順位はもっと下のほうだね。
東日本大震災
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写真は国交省HPより。