キャンプやBBQに関する批判的な記事をここで何度も書いた。
河原や浜辺などの公共の場所でゴミと騒音を撒き散らす。
迷惑行為の何者でもない。
先日の情報番組で伊豆のどこかの島のキャンプ場を閉鎖したという。
理由はゴミと騒音だそうだ。
今回の行方不明事件はキャンプ場が舞台。
多分民間のキャンプ場だと思うが、そういう施設であれば問題はない。
つまり親たちには批判されるような落ち度はない。
しかしながら、子供の事件事故は基本的に保護者の親が責任を取ることになる。
どこに問題があったのか。
それは山や海の事故に共通すること。
自然に対する考え方だ。
美しい山や海、私達を惹きつけるわけだが、人類は自然の生態系から離脱している。
つまり自然を楽しむというのは、あくまでも形式だけ。
ところが勘違いして山や海に踏み込んでしまうと事故は起きる。
自然は厳しいもの、と畏怖の気持ちが大切なのだ。
特に守られるべき子供には自然の厳しさを教え、怖がらせなければならない。
ところが、キャンプだBBQだと浮かれて山や海に向かう大人たちに
そんな厳かな気持ちなど微塵もない。
まるで自宅の庭先のような感覚で自然の表面を楽しんでいる。
行方不明の女児はそんな大人たちの犠牲になったと考えるべき。
ニュース映像でも捜索隊が急斜面や急流に苦慮しているのがわかる。
キャンプ場はかなり安全な場所だとは思うが、一歩山に入れば
食物連鎖が優先される大いなる自然なのである。
不明になってから80時間が過ぎたそうだ。
生きて帰ってきてほしいが、可能性は低くなっている。
ここは一つ、スーパーボランテアに来てもらって奇跡を起こしてもらうしかない。