昨日からテレビは全チャンネルほぼ同じ内容。
平成天皇や皇后がどれだけ素晴らしいとか
令和天皇がどれだけいい人かなどを
過去の取材や映像を使いまわして時間を潰している。
もちろん、私は文句など言わずにすぐにテレビを消して
ビデオ入力にして、マツコの番組や先日オンエアのコナンなどを見ていた。
さて、本題
テレビ報道で気になったことをいくつか。
最も重大だと思ったのが、アナウンサーや出演者が
「おめでとー」と言っていること。
アチラコチラでカウントダウンだの花火だの踊りなどと浮かれている。
マスコミ誘導は明らかなんだけど、本当におめでたいことなのか。
30年前を思い出してみればわかる。
昭和天皇が危篤、世間は自粛ムード。
年が明けてすぐに崩御。
翌日に平成の発表、新天皇即位となったわけだが
大喪の礼までは、暗い感じで報道は推移している。
花火を上げたり、おめでとーと叫ぶことはなかった。
そう考えると、改元というのはおめでたい話ではない。
明治以前の改元も、暗い理由が大半だったときく。
マスコミは馬鹿みたいに天皇家の誰もが知っているような最近の歴史を
垂れ流しているが、本来の歴史についてももう少し考えたほうがいいのでは。
昨日のNHKスペシャルで戦後に三笠宮が皇室典範と新憲法についての
意見書を書いていた、という話をやっていたが興味深い。
天皇を闇雲にヨイショするのではなく、政府も国民も考えるべき点がある、
と問題提起しているのはすごいと思った。
平成天皇が生前退位を希望、意見したように、天皇家にも
改革したい話は多いのだろう。
令和天皇も秋篠宮殿下にしても、はっきり物申す感じがする。
改革は痛みを伴う。
世間が何も考えずに浮かれているのとは別に
天皇家では痛みを伴う改革が始まる時代になるのではないか。