古い日本地図


貴重な日本地図を入手した。
日本がやたら広いのである。
論争になっている千島列島は4島なんて言わない。
カムチャッカ半島の手前まで日本の領土。
樺太も半分まで日本だ。
朝鮮半島北朝鮮まで全部日本。
核兵器問題も起きない。
台湾も日本の領土。
さらにグァム島や南沙諸島も日本だ。
グァム、サイパンは国内線で旅行できる。
さらに日本の統治下として、南洋諸島
赤道まで日本の統治だった。


この地図帳は出版が昭和15年とある。
日中戦争には突入していたが、まだ戦時下なので中国は支那になっている。
そもそも中国が中国となったのは毛沢東が樹立した政権になってから。
東北部は満州国となって地図帳でも日本の領土扱いになっている。
どんな歴史書にも書いてあることだが
これだけ広大な領土を持ちながらも、資源に乏しかった。
対中国政策で国連と対立して中東からの海路を封鎖されて戦争へと突入していく。
この地図はまさにその時代に出版されたものだ。


軍部や政府は世界に対する間違った認識のまま太平洋戦争に向かっていく。
その世界の情勢がこの世界地図だ。
目を引くのが、周りの旗。
普通の地図帳なら万国旗だが、よくよく見ると国旗以外に天皇旗、軍艦旗など。
当時の中高生は日本の旗だけでもたくさん覚えなければならなかった。
この地図の翌年昭和16年末、太平洋戦争突入。
17年まではインド東部からオーストラリア大陸以外の
南太平洋全域を日本の領土としていたわけだが。
17年6月のミッドウェイ海戦で主力空母を失っていて
残りの3年間はすでに片肺飛行の状況だった。

もう1つ
学生の時はじめてこの地図帳を見せてもらった時発見した事があった。
日本一高い山は富士山ではなかった。
3950mの新高山だった。
恥ずかしながらこの時はじめて『ニイタカヤマノボレ』の意味がわかった。
さらに山の項目を見ていると最近良く耳にする白頭山も日本の山だった。