岐阜県郡上市の東海北陸道のトンネル内で追突事故が相次ぎ、
合わせて19台が衝突しました。ケガ人はいませんでした。
というニュース。
けが人がいなくてよかったね。
さて、私が食いついたのは“スキー渋滞”。
ニュースの見出しでもこの言葉を“ ”で強調している。
私をスキーに連れてって世代としては、事故は嫌だが“渋滞”はなんとなくうれしい。
何度もここで書いたことだが
スキーブームの時にどこのスキー場も金儲けに走った。
コースを増設してリフトを増やした。
それ自体は特に悪いことはないのだけど。
結局、古き時代のスキー場とスキー宿、新世代のクワッドリフトとリッチなホテルが
混在して人の多さと道路やリフトの混雑、更にリフトや諸費用の値上げ。
スキーの楽しさ、雪山の美しさはどこかに追いやって
ムードやイメージ先行のCM、行けば混雑と大金がかかる。
客を遠のかせることになった。
今は屋根に板を乗せているクルマもめったに見ないし。
実際、用具は現地でレンタルするものだとか。
リフト待ちという言葉も死語だとか。
そんな時代に高速の“スキー渋滞”というキャッチーなフレーズはぐっとくる。
もう1つ
志賀高原のホテルの温泉で硫化水素で男性倒れる
というニュース。
けが人は大したことないそうでよかった。
この時期の志賀高原のホテルであるから、ほとんどがスキー客だろう。
先程、客が減ったと書いたが案外繁盛しているらしい。
私をスキーに連れてって時代は関西弁が多く聞かれた。
志賀高原といえば関東圏と思ってしまうが、関西でも人気があった。
今は、外国語が聞かれるそうだ。
最近のスキー場での遭難事故も外国人が多くなってきたし。
志賀高原が人気なのは何と言っても広大なスキー場。
標高が高く雪質はいいし、景色も素晴らしい。
そして温泉があるということだ。
事故は嫌だが、事故が起きるくらいの硫黄泉というのもマニアには悪くない。
硫黄泉はとにかく肌に優しくあたたまる。
まして標高が高い寒い場所、スキーで疲れて冷えた身体に温泉が染み渡る。
事故は嫌だが、私が何十年もスキーにハマっている理由でもある。