五十路の声を聞く頃から水泳などしなくなった。
私は一応泳げる部類に入っている。
幼き頃の思い出を。
小学校に入学した頃、全く泳げなかった。
銭湯で浴槽で足を滑らせて溺れかけたこともあった。
水に顔をつけられないのである。
泳げない、カナヅチよりもっとたちが悪い。
夏休みの小学校の水泳教室はまさに地獄。
6級から1級までクラスが別れているのだが
6級は潜れて蹴伸びができるというもの。
私は1年生の時、0級だった。
2年生になって、困った。
6級クラスで2年生は私だけだ。
検定の日、死ぬ気で蹴伸び。
これがうまくいって晴れて6級になった。
もともと運動音痴ゆえ、泳ぎは得意というほどではなかったが
6年生のときは3種目25m、さらに自由形のタイムを満たして1級になった。
40代の頃まではダイエットのためににプールに通った時期もあったが
結局、帰宅してからのビールが美味しくなっただけでダイエット効果なし。
さらに
今となっては、大量の真水を使うプールは大金がかかる。
問題もあってで高校ではほとんどの学校でプールはない。
今やインターハイや国体も水泳の選手は一部の私立学校かスイミングの所属だ。
昔に比べると子どもたちの遊ぶ場所は少なくなっているということか。