地震で高層ビルのエレベーターが

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昨夜の地震で悲喜こもごものニュースネタが。
一番が高層ビルのエレベーター。
安全対策のために停止する。
その後のことはご勝手に、というわけだ。
実は私もそうなんだけど、安全と便利を同義だと思っている人が多い。
最近の自動車の自動ブレーキと同じだ。
ぶつかる前に止まるからいいでしょう、というのである。
だから人を平気ではねるような危ないドライバーも安全だと言うのである。
極論ではない。
ビルは耐震設計で安全である。
あんな震度4程度ではびくともしないはずである。
ところが、実際はびくともしたわけで。
流行りの高層マンションに住むというのは大したものだ。
停電や故障でエレベーターが止まったらなどとは考えないのだろうか。
安全だから良いというわけではないよね。
もう一つ
鉄道が大混乱、特にATCやCTCの高度なシステムの鉄道がダウン。
地方のローカルな私鉄は元気よく走っていた。
10年ぐらい前に尼崎で不幸な鉄道事故があった。
遺族はATSの設置に関して訴訟を起こした。
高度なシステムなら事故は防げた。というのだけど。
言い分は間違ってはいないのだけど、高度なシステムなら一番良いというのはおかしい。
実際、震度4程度で交通が麻痺してしまう、ビルにいる人が孤立してしまうというのは
安全の意味が違うような気がする。