離陸、上昇角

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飛行機が離陸するとある程度の角度で上昇していく。
羽田を北向に上がっていくとすぐに右旋回して南向きになり浦賀水道上空へ達する。
この時右の窓から景色を見ていると、旋回が終わって南向きになった時
下には滑走した滑走路が小さく見えている。ずいぶん上がったものだ。
ちょっと計算してみた。
かなりの急角度、と言っても30度の角度で上昇したとする。
場合にもよるが航空機の速度を300km/hとする。
とすると上昇量はsin30=0.5ということで
300×0.5=150km/hとなる。
つまり上向きに時速150キロという高速で登る計算だ。
高層ビルの高速エレベーターが40から50km/hと言われているからとんでもない速さである。
そりゃ、あっという間にみんな下の方に小さくなってしまうわけだ。
例えばもっとなだらかに10度くらいの角度で上昇したとしても
sin10=0.17、300×0.17=51、、、、時速51キロで上昇することになる。
これでも高速エレベーターと同じくらいである。
降りる時の降下角度はずいぶん浅く設定されていて、着陸の25分前位からシートベルトサインが出る。
羽田の場合は房総沖からゆっくりゆっくり水平に近い感じで降りていくのである。
低い高度を低速で飛ぶのは燃費の面から考えるとよろしく無い。