軽自動車の時代

軽自動車にまつわるいろいろなネタをニュースでよく見る。
日本の新車の半分は軽自動車であること。
軽自動車という規格が海外で賞をとったとか。
ハイブリッド車並みの燃費を叩き出すとか。
税制が変わるなど。
枚挙にいとまがない。
ワゴンRから始まったトールワゴン全盛で質は上がっても魅力は半減。
売れているタントやNboxなどタダの箱である。
ところが、去年は多少流れが変わってきた。
個性を打ち出すようになってきた。
ハスラーはヒットしたがスラッシュはどうだろう。
アルトもキュートである。
今月号のカートップでも特集記事。
まだ、試乗していないが新型ムーブのデキが良いそうだ。
軽自動車を国際規格にという動きがあるが、要はもっと大きくしたいらしい。
しかしである。
もっとゆったり乗りたければ5ナンバーのコンパクトに乗ればいい。
それより小さいから軽自動車なのである。
最近旅行して思うのが、地方の方が道路事情がいい。
田舎でも道路が整備されて走りやすい。
ところが、私の住んでいる地域のような中途半端な都会(郊外)の住宅地は
軽自動車がすれ違うのに調度良い道路がたくさんある。
大きくするメリットは全くない。
私は行ったことがないが、ヨーロッパの古い街にも狭い道がたくさんあると聞く。
軽自動車を輸出すれば庶民にはありがたがられるだろう。
ただし、車重が800kgもあるのに660ccはやはり辛い。
1000cc程度に拡大して燃費スペシャルを作るほうが望まれることだろう。
軽自動車は日本の裏道で活躍することが使命である。
衝突安全性を心配するなら普通車に乗るべきで
軽自動車を大きく重くすることは本質ではない。