スバルの新型WRXのセダンタイプS4を試乗してみる。
馴染みの営業マンが「レガシィですか」と聞いてくる。
確かに先日発表、すでに店先に試乗車も用意してある。
しかしながら、興味が有るのはレヴォーグやWRXである。
その旨を伝えると「試乗しますよね」とすぐにS4を持ってきてくれた。
現行インプレッサには外観に魅力を感じていなかったがレヴォーグやWRXはかっこいい。
写真で見るより本物を見たほうがいいのである。
2代前のレガシィのサイズというのは、今見るとコンパクトに見える。
運転席周りはスポーツの王道、黒く本革が使われているシンプルなもの。
メーター類も目新しいものはない。
走りだしてみると、とにかくスムーズである。
アクセルを踏むと300馬力のターボが背中を押してくれる。
久々のターボの感覚である。
名機EJ20に比べると下の回転からストレートに回転が上がっていく。
ストレートと言うのは大事な意味がある。
スバルのミッションはCVTなのだ。
CVTといえばやたら感触が悪いというイメージだが、最新のスバルにはそれがない。
アクセルと加速がダイレクトであり全く不満がない。
よくぞここまで熟成したものだ。
ハンドリングは先代のSTIに比べてもとても素直、ノーズが軽くなった気がする。
ボディの剛性が上がったという。
新型のSTIはEJ20とMTの組み合わせのみだそうだ。
ここまで、FAとCVTが熟成していればEJやMTにこだわる必要もない。
車両330万円はちょっときついが、買って損はない。
スバル
