改造内閣

朝からテレビのニュースでは国家の一大事というスタンスで報道を続けている。
政治についてはマスコミの使命ということでもっともらしくコメントしているのだけど。
実は大臣が誰になろうと大差ないんだよな。
大差あると思うのはその下にいる役人くらいだろ。
一つの政権がどう改造しようと結局同じメンバーが配役を変えているだけ。
演劇と一緒で、劇団所属の俳優が今回はこの役をやります、というレベルだ。
田中真紀子のような大物が大臣になれば、それなりに役人には大事になるけど
一般市民の私らには成り行きを傍観するだけだね。
消費税増税をゴリ押しして来年には失速内閣になることはほぼ間違いないだろう。
ひとつ評価できるのは、交代なしの長期内閣だったという。
一昔前のように農水大臣が定期的にスキャンダルで交代するというようなことがなかった。
そういう意味では身辺がクリーンな政治家が増えたということだ。
その理由として二世三世議員、サラブレッドが増えているということ。
ちゃんと地盤があれば無理な活動をしなくて済む。
早い話が政治家という身分があるということだね。
もう一つのポイントは、自民党というサル山。
今回、石原小泉という二世の名前が上がってこない。
ボスより能力がある逸材を進んで登用することはない。
石破はそういう意味では恐い存在だろうな。
石原小泉は能力が高いのですぐにでも足元をすくわれる可能性がある。
秀吉が利休を切腹させた気持ちと似ている。
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