最近、CSでかなり久しぶりに見た。
1975年、19回しか放送されていない。
松田優作と中村雅俊の主演の刑事ドラマ。
この二人が同じ画面にいるだけでオオッとなってしまう。
大物の共演、それだけで価値がある。
画面の作りを見るとわかるが、この二人はアイドル的扱いなのである。
他に同僚刑事はいるはずなのだけど、張り込みから犯人逮捕まで
ほとんどこの二人しか出てこないのである。
お陰でストーリーはシマリがなく単調である。
それでもこの大物の若々しい演技だけで何とか50分もたせているから立派。
改めて今の時代に見ると見えてきたものがある。
松田優作も中村雅俊も確かにかっこいいのだけど、今のアイドルや人気俳優とは違う。
ジャニーズのように目がぱっちり、美少年という感じが全くない。
さらに、二人共180cm以上ある。185近くあったのではないか。
今のアイドルは顔やスタイルは良いが基本的に小さい。
さらに、今の日本映画やドラマで派手なアクション、犯人をボコボコにするなんてシーンもほぼ無い。
今の時代に照らし合わせると何から何まで違和感だらけである。
というか、ジャニーズ一辺倒の今の映画やドラマのほうがおかしいのかもしれない。
さらに、音楽は吉田拓郎、演奏はトランザム、こちらも全盛期の時。
よくよく考えると中村雅俊らは戦後生まれの団塊の世代である。
そんな人達が活躍した70年代はいい時代だった。