デスノート

ドラマのデスノートを見た。
死神もドラマにしてはよくデキているではないか。
他愛もない漫画が原作なんだけど、いい歳したおっさんが惹かれてしまう。
ストーリーというより設定の妙なんだな。
若い人たちは、嫌な奴らや悪い奴らを殺したいと思うだろう。
もちろんおっさんの私でもあるけど、それより面白いのは死神との会話なんだな。
ある意味幼稚、ある意味奥深い。
そもそも小さな子供の考えることは奥深いものなんだ。
そんないろいろな感情を刺激してくれる秀作だ。
本来、盛り上がるべきエルとの直接対決みたいなところはおっさんには辛くなるが。
初代の藤原君と松山君のイメージが強すぎて、新しいキャストに感情移入がまだできていない。
アイドル役だった戸田恵梨香が異常にかわいかったため
今回のアイドル役に萌えないんだよね。
などなど、おっさんに言わせるぐらいだからよく出来たドラマであることには間違いない。
もう一つ
BSなどで、アメリカの刑事物などを好んで見ている。
あちらのドラマはそれなりにお金をかけている。
さらに、殺人事件の描写はスプラッターではないにしても
どのくらい出血しているかをわかるように見せている。
日本の殺人シーンは舞台でのチヤンバラの域なんだよね。
コントに毛が生えた程度。
どんなに刀で切っても血が出ない。
死ぬほど殴っても刺しても、転んですりむいた程度の血しか出ない。
「そんなのを子供に見せられない」という話だそうだが
要するに日本のテレビは子供用ということなんだな。
歴代の流行語になったお笑いの一発芸もどう見ても子供向け。
社会全体が幼稚になっているのかもしれないね。