117クーペ

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昔隣のお洒落なお姉さんが…ではないけど、
私を可愛がってくれた近所の神田さんが所有していた。
私が小学生の時に『117クーペ』という言葉を刷り込まれた。
免許が取れる年齢になると117がどんだけすげークルマかわかるようになる。
特に丸目の初期型は職人が叩いてボディを仕上げた、プレミアムなクルマだ。
私が免許をとる頃には神田さんは角目の117に買い替えていた。
丸目の117は捨てがたいが、維持管理にはかなり面倒と金がかかったようだ。
結局、大量生産の角目にしたというわけだ。
それでも117のオーナーは次に117を選ぶわけで、いいものはいいということか。
残念ながら私の年代で試乗することはなかったのだが素敵なクルマであることはわかる。
私の年代だとこの後継となったピアッツァだろうな。
山崎豊子の名作『不毛地帯』でも117が登場するのが興味深い。