90年代の旧車、チェイサー

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いきなり94年の雑誌の記事に飛んでいる。
80年代後半から90年代前半にかけて自動車雑誌がでてこない。
でてこないというのは間違いで乗用車が無いのである。
理由は簡単でこの10年ちょっとの間私は4ナンバートラックに乗っていた。
バブル期により大きなクロカン四駆が流行ったものだがその走りの頃から四駆に乗っていた。
これまでの記事に書いたように排ガス規制からこの時期まで
魅力的な乗用車はあまり見受けられなかった。
バブル期になるとより大きなよりパワーのあるクルマがでてきた。
しかしながら、いかにもバブリーでクルマの魅力としてはいかがなものだろうか。
そして、90年代前半にバブルははじけたのだけど自動車業界は違っていた。
バブルの時の潤沢な予算で研究開発されたクルマがデビューしている。
この頃だとセルシオFTOなんていうのが代表かな。
その中で、人気があった一つにトヨタのミドルハイソカーのマークツー兄弟がいる。
特にチェイサーは最も若向きで人気があった。
主力エンジンは90年に1Gから1JZにバトンタッチ、排気量も2.5Lになった。
このターボ仕様がパワーが出ていて評価が高い。
この広告の世代ではGTアバンテの言葉が消えてツアラーなどとなったのも興味深い。
デザインもシャープな感じで、旧車マニアには今だに評価が高い。
この次の世代になると角目4灯になりいよいよ精悍な感じになるのだが
世の中は失われた10年の時期でこの手のセダンは極端に人気がなくなり
2001年にチェイサーは消えモノになってしまった。