日本自動車博物館のネタ。
展示場の一番奥の壁際に並んでいたコンパクトカー。
間違っていなければ、スターレットとマーチ。
手前から2台目のスターレットから。
スターレットという単独の名称になってから2代目、FFの初代である。
手前から2台目は1.3のエンジンながらターボ搭載で優れた動力性能。
ノンターボでもそこそこ楽しめた。
今の私なら迷わずこれを購入するところだが
当時は四駆にはまっていてこの手のコンパクトカーには見向きもしなかった。
3台目はマーチである。
これも二代目かな。
ツインチャージャーということで、話題になったクルマである。
その割にそれほど記憶にないというのは、どうもクルマのデキが良くなかった。
エンジンは下から上までトルクフルという感じだったのだが
そのパワーが突出しているわけでもない。
また、このシャーシはあまりにも貧弱、1リットルのコンパクトカーのまま。
ボディ剛性もサスペンションも大したことなかったのである。
ライバルのターボ化で対抗措置として仕方なく発売したという感じがなんとも。
その後ろにあるのは、多分スズキのマー坊。
アルトの派生車として生まれた。
ある意味バブリーなクルマである。
こんなの誰が乗るのか、と叩かれていたが
一部のコアなファンは今でも乗り続けている。
シンプルな軽トラックは今でも新鮮に映る。
一番奥はこれまたバブルの申し子、日産エスカルゴ。
当時はパイクカーなどと呼ばれて外側だけ差し替えて『おしゃれ』とか言われていた。
マーチベースで見てくれだけの名車がいくつも登場した。
その中でも異彩を放つのがエスカルゴ。
マーチではなくパルサーバンをベースにしたれっきとした商用車。
まあ、見てくれだけの『出オチ』のクルマなんだけどね。
ちなみに一番手前のクルマがなんだかわからなかった。
読者から「シャレードでは」とコメントを頂いた。
シャレードというと丸目、リアの小窓も丸、という初代しか思い浮かばない。