ラシーン

P1060808
このクルマをパイクカーと呼ぶかどうかは難しいが、それに近いものであるのは間違いない。
94年の記事だからバブル期の設計ということになる。
今でも専門の中古車屋があるくらいコアな人気がある。
現行のキューブのように側面が垂直に立っているので室内が広く感じる。
さらにステーションワゴンタイプなので後席や荷室の広さも確保されている。
走行性能はわからないがクロカン的なRVの雰囲気が当時の流行に合っていた。
と、時代が生んだデザインといって過言ではない。
さらに、5ナンバー枠でコンパクトカーに属するため、取り回しも良かった。
デザインだけでなく、実用車としても十分評価できるものである。
ただし、私はこの手のクルマが嫌いである。
いくら工業デザインが優れているといってもキワモノには違いない。
さらにいかにも軟弱な草食系が好みそうというのも硬派の私には無理だね。
今となっては、こういうクルマを好みそうな世代のクルマ離れが進んでいて
パイクカー自体がキエモノとなった。