3.11のJR東への批判

石原都知事がJRに対して抗議した。
震災当日に駅のシャッターを閉めて帰宅困難者を締めだすとは何ごとだ。
というもの。
JR側は謝罪したという。
今週の読売新聞のコラムでも同様の批判をしていた。
平時でも混乱に近い状態に見える都市交通機関。
昨日の金曜日、23時過ぎに嫁さんを駅まで徒歩で迎えに行った。
線路を通り過ぎる列車の中は人でいっぱいである。
夜の11時過ぎまで都会で何をしていたのかと(多くが仕事だが)思ってしまう。
一本列車が運休したり10分でも遅れたものなら各駅は大変な混雑になるだろう。
3.11の当日、東京でも大きな揺れが襲う。
当然、すべての列車は止まったと考えられる。
あれだけの揺れが襲っただけでもそれなりの対策が必要。
さらに数分ごとに大きな余震、そのたびに緊急停止、設備の点検が必要になる。
万一、運行したとして電柱や架線に障害があり車両の破損、けが人がでたらどうするつもりか。
震災直後のあの状況で列車を走らせたとして各駅の混雑と混乱を誰が制御できるのか。
けが人が出ても無理やり運行した鉄道会社をマスコミは賛美してくれるのか。
平和ボケ、安全神話に浸かっていたのは東電だけではない。