アバター

映画ファン、映像マニアとしては是非観たかった映画。
多くの人が映画館で3Dで楽しんだようだが我が家はホームシアター
3Dではないが楽しみに観た。
久々にスクリーンを下ろしてプロジェクターをセットする。
音声は5.1chで再生。
ポイント1 画質
この手のSFはCGに頼るところが大きい。
この映画は現在の最高技術、最高画質だろうな。
冒頭の宇宙船のシーンなど目を見張るばかりのクリアな映像である。
また、アバターと人間が同じ画面に登場するときもその大きさの違いなど
緻密に合成されている事がわかる。
ポイント2 音質
5.1chでは音質の良さの半分ぐらいしか体験できないらしい。
低域も広域も抑えられた印象で、空気感が伝わってこない。
特に中域から広域にかけて金属的な音しかでずストレスが貯まる。
やはりDTSHD音声で聞くべきだろうなあ。
今回はBDではないので残念である。
ポイント3 アバターの設定
ジェームズキャメロンの良いところは、ストーリー途中からいきなり話を変えないこと。
多くのほかのSF映画は途中から極端な展開になり無理やり結末に向かう。
キャメロンは最初の設定どおりのまま結末に向かう。
今回もかなり原始人的設定のアバターが自然の力をかりて人間の近代兵力に立ち向かう。
ラストで人間が乗り込む二足歩行のロボットとの戦いがあるがエイリアン2のオマージュで面白かった。
ポイント4 重箱の隅
中盤に科学者が「森の木々は有機的につながっていて人間の脳のようだ」と言うセリフ。
ラストで森の生物たちが人間に対抗するところに結びつくのだろうが今ひとつSFとしては弱い。
ここまでの完成度なのだからこの辺も掘り下げて欲しかった。
総合評価
よく作りこまれた映画である。好き嫌いに関わらず高評価。
2時間40分はちょっと長かったけど…。
☆5つ