交通死者が10年連続減 要因は

私なりに死者の減少を考察してみた。
ポイント1 死なない自動車
基本的に事故は減っていないのである。
交通事故の絶対数はそれほど変化していない。
死ななくなっただけだ。
これはひとえに自動車の安全性が向上したことが第一。
風船が出てきたり、勝手にブレーキがかかったり。
バカが目をつぶって運転してぶつかっても死なないみたいだ。
ポイント2 シートベルト
これは世界的に言われている安全対策。
基本的に私は嫌いだ。
私のような百貫デブには酷なシステムである。
でも、仕方なく装着しているわけだが。
ポイント3 インフラ
昭和40年代に全国に歩道橋が架けられたがこれが不評。
なんで人間が階段を登って、クルマが平地なのかと。
しかしながら、こうした歩道橋や信号機の増設で40年代の交通戦争が
終息に向かったのも確かだ。
バカ役人はガソリンや自動車税を特定業者や自分たちの私腹を肥やすために使わず
安全対策に使うべきだろうなあ。
ポイント4 高齢者
被害者の50%以上が高齢者だとあった。
平気で車道に飛び出してくるジジババの対策無しに運転者に気を付けろだの
シートベルトしろだの言ってもこの数字は減らないよなあ。
ある意味相手が飛び込んでくるわけで。
ポイント5 医療の進歩
実はこれが一番大きいのではないか。
医者が助けているのである。警察ではない。
従って、交通事故死亡者を減らすには救急医療体制の充実が一番。
ちょっと前に北海道旅行の時、プロドライバーに取材したときの話。
「北海道の死亡者が多いのは運転が荒いからではない。
事故を起こしてから救急車が来るまで、そして搬送するまでの時間がかかるから。
みんな搬送中に死んじゃう。北海道は広いからね。」
たしかに北海道は事故数はそれほど多くない。
ポイント5 結局
行政も警察も死なないようにしろと言っているだけで交通事故の対策をしていない。
奴らは事故のことより死亡者数の数字にしか興味がないようだ。
救命救急に予算を割り当てたほうが、よほど効果的ということになる。