東名高速で事故

他にニュースがないせいなのか、テレビで自動車事故のニュースがやたら多い。
ぶつかる事故だけでなく、大型トラックの車両火災も先週のプロパンガス輸送トラックの火災からいくつか見た。
いくつか私見を書きたい。

大型トラックの単独事故
荷崩れとか火災とか、点検をやっていれば防げる事故ばかりである。荷物の点検もあるだろうし、車両の点検もあるだろう。貨物車はだから1年車検のはずなんだけど。薄々みんなわかっていることだが、車検制度自体が有名無実になっている。もちろんちゃんとやっている業者が9割だとは思うが、古い上に走行距離が多いトラックのオーナーに限って費用をケチっているのではないか。また業者が、安くやりますと書類上ギリギリのラインで点検整備をしているのではないか。
もう一つが、トラック運転手のプロ意識の欠如。
カーブでコケるなんていうのは、そもそもがなのである。こちらの業界も人手不足、素人さんが、もしくは危ない人が紛れ込んでいる。

東名高速の死亡事故
先程のニュースで単独事故の乗用車、真ん中車線で止まって降りた人が後ろから来た車にはねられたそうだ。
ほぼ真っすぐな見通しの良い道路で単独事故、運転に向いていない人の代表例である。まっすぐ運転できないわけで。教習所や免許センターでこういう人を見極める手立てはない。こうした不幸な事故が起きてわかるのである。
毎日湾岸や16号線などの交通量の極めて多い道路をバイクで通勤してきた。大型トラックの多くはミラーで後ろから来るバイクを認識している。さすがである。
ところが、普通の車でバイクの進路を塞ぐようにフラフラしている、嫌がらせをされているのかと追い抜くとき運転席を見るとたいていがスマホを操作している。彼らは前の車に追突しないように運転しているだけで、ミラーなどはほぼ見ていない。

自転車も
事故原因などの統計を取ると人口の多い地域では自転車が絡む事故が全体の半数になることは珍しくないという。それでも交通課は、悪質自転車の取り締まりはしないでひたすら速度違反や一時停止などに夢中になっている。事故を減らす気持ちがないらしい。
狭い道でバイクを走らせていると右側通行傘差し自転車は恐怖である。私にまっすぐ向かってくる命知らずなのだ。命は惜しくないのだがぶつかると長期間「あっちが痛い」と保険金や見舞金をせびるのである。
さらにフラフラ走っている老人自転車も死神みたいなものだ。自動車もまともに運転できなくなったほど運動機能が低下しているのにバランス感覚が必要な二輪を運転できるわけがない。でも堂々とふらふら自転車に乗っているのである。

老人の免許更新
ニュース映像で老人の免許更新で技能試験が必要というニュース。教習所で模擬試験をやるというニュース。70前後の比較的若い老人が練習しているのだけど、まあテレビの演出もあるだろうがひどいのである。縁石に乗り上げる、バーにぶつかる、不用意にアクセルを踏むなど。教習が終わったあと「まあまあだった」と言っていた。あちこちぶつけてまあまあという老人が道路を走っているのである。事故が減るわけがない。
と、偉そうに言っている私だがすでに初老である。近いうちにどこから見ても「老人」と言われる日も近い。嫌だなあ。