茨城空港、国内線ゼロのまま開港へ

古き良き自民党時代の置き土産、茨城空港
何が何でも箱物、という古き良き時代だった。
99年の事業予測では国内便だけで年間80万人以上だったそうな。
高速も新幹線も空港も箱物作るときにはお約束の嘘八百である。
私がガキの頃の「勉強するからステレオ買って!」とか
甥っ子がガキの頃の「勉強するからゲーム機買って!」というのと同じ。
絶対実行不可能な約束である。
親は自分の稼いだお金を工面して子供に与えることもあるのだが
箱物の周りの人たちにはどうせ人の金だからというお気楽な気持ちで
血税を垂れ流すことに何の罪悪感もない。
放っておけば数年で廃港である。
ここはひとつ、自衛隊の協力を仰ぎ毎月28日に航空祭をやろう。
(まるでお不動さんだな)
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もうひとつ
羽田空港ハブ空港に、という間抜けな政府首脳のコメントがあった。
頭の悪いあの人達にはわからないだろうが、「ハブ空港」をまるでわかっていない。
羽田も成田も関東地方の拠点空港で乗降客数は世界屈指である。
ハブ空港とは乗り換えという意味が強く空港の外に出入する客が
もともと多くては乗り換え客をさばくキャパがない。
乗降客数が多いことはハブ空港には向かないのである。
その上、乗り換え空港なので都市圏に近い必要も無い。
羽田をハブになんていうのはまったくナンセンスなのだ。
政府も官僚も地元議員もみんな馬鹿なのだから
日本全国に血税をドブに捨てるような空港が乱立するのも仕方がない。
そもそも極東の島国の日本に国際的なビジョンなど持ち合わせないのか。