ついにトヨタF1撤退

つい昨日、F1の暗い話を書いたばかりだが本日の毎日新聞
トヨタF1撤退がすっぱ抜かれていた。
去年のホンダ撤退の時からうすうすこうなることはわかっていたのだが。
トヨタは去年ホンダが先に撤退を決めたため後に続くイメージを怖れて
撤退発表を断念したとも考えられる。
また、例のおぼっちゃま新社長がモータースポーツ好きということもあり
おぼっちゃまの強い意向と新体制のイメージづくりもあって断念したとも。
どちらにしろプリウス以外はよい話もなくひたすら赤字に苦しむ会社としては
F1を切り捨てるには良いタイミング。
ホンダの社内でも社内でもF1は無駄遣いだ、との勢力があって
奇才本田宗一郎の死後、これ幸いと撤退した。
今世紀のホンダ参戦でも社内には無駄遣いだという空気はあったという。
ホンダでさえそうなのだからあのケチで有名なトヨタがそれを許し続けるわけがない。
トヨタは7年間の活動で一度も優勝していない。
お金や人材、技術力も一級品なのに不思議だ。
思うに、トヨタの80点主義が社員に徹底してしまったからか。
品質良く壊れないでそこそこ走る、というトヨタ哲学が現場でも出てしまったのか。
もちろん現場の人間にはそんな気持ちはさらさら無いだろうが。
会社がでかすぎて、お伺いを立てるのにも面倒で決定も遅い。
現場の人間が思いきったことをずばっとできないことがあったか。
日本の国家予算も優先順位は1位が人件費、2位が天下り法人への補助金
私たちに直接関係する予算など順位は相当低い。
中身はもちろん違うにしろ大トヨタにも似たような構図があったと想像している。
どちらにしろF1撤退で100億200億のお金が浮くことになり
赤字に苦しむ経営陣や一部社員には朗報となっているだろう。