東京モーターショーの凋落

TBSの凋落ネタに続いて東京モーターショーの来場者半減の話。
本来、商品の見本市であるわけで各社の取引先がくれば良し。
ところが、トヨタ、日産などのメーカーは取引先は一般人。
となれば入場者数が大事と言うことなのだろうか。
ところが、メーカー側はまだ昭和の考え方である。
この日記を見る人の多くが生まれていないと思われる大阪万博
高度成長時代、東京五輪の数年後という時代背景もあり
5千万人以上が入場するという記録的な大成功。
この大成功に味をしめたバカ議員とアホ官僚が夢をもう一度とばかりに
バブルまで○○博というのを繰り返す。
大阪万博の基本は展示物を見る、という博物館的なものがほとんどであった。
当時出始めのマルチ画面の映像もあったが、基本は展示。
筑波博あたりから映像や体験型のアトラクションへと進化していく。
ところがモーターショーは永遠に並べて見せるだけ。
何十年も前からなんら変わっていない。
会場がメッセになった90年代は200万人なんてこともあったが
それは新型スポーツカー展示などメーカーの努力によるものだった。
決してショー自体に魅力があるわけではない。
クルマに乗らない、興味のない若者が増えたせいで、若者がゾクゾクするような
スポーツやRVもほとんど無い。
目玉はフォークリフトのような電動カーや燃費が良いというちゃちなクルマばかり。
それも舞台の上に置いてあるだけ。
これで今時100万人も千葉の田舎に集められるわけもないだろう。
お台場で行われるモータースポーツイベントの方がよほどゾクゾクする。
本物のF1がクォーンと走るのだから。