立ち小便で連行 日航機が欠航/マツダ、コスモAP/ゴーサントオ、53

つっこみどころ満載のニュースである。
1.おまわりさんのスタンス
立ちションもどきに拘留という警察がすごい。
戦前の日本の「オイコラおまわり」を連想する。
基本的にこれでよい。
2.立ちションの落としどころ
日本では立ちションで逮捕拘留はないだろうな。
アメリカの法律もしくはハワイの州法に詳しくはないが
重い罪なのだろうか。
それにしても罰金2000円というのが泣かせる。
この辺の酌量は正しい。
3.53歳
国際線パイロットといえばエリートだな。
50歳といえば1500万ぐらいはもらっているか。
本人家族ともショックだろうね。
4.JAL
今回一番気になったのが欠航である。
パイロットも人間である以上、いつ何時、何があるかわからない。
今回は特殊な例だが急病などだれでも考えられることだ。
早い話がその対策を取っていないと言うこと。
JALはこのところ経営難が続いていて経費削減は命題。
だから高給取りのパイロットを減らしてぎりぎりの運航をしている。
山崎豊子も書いているが
経費の問題を無理に推し進めると安全が犠牲になる。
JALの給与水準は異常に高い人が多い。
まずはそこからでないのか。
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***マツダ、コスモAP 76年

部屋を整理していたら出てきたシリーズ。
私が初めてクルマに興味を持ったのは
男性週刊誌の特集に出ていたこのコスモAPからである。
原付バイクの免許をとるか取らないかの頃だったと思う。
エンジンで動く乗り物に目覚めてしまった。
当時、スカイラインセリカなどは知っていたがコスモは初めて見た。
なんだかぼてっとしたデザインだなあ、ぐらいにしか思っていなかった。
ところが記事を読むとロータリーの優れた特性、静かゆえの上質なクーペという、
それまでのDOHCスポーツとは価値観の違うクルマだった。
その雑誌の評価でもトップ、この年のカーオブザイヤーも取得するなどそれまでの
コスモスポーツといったきわもの的なロータリーでなくGTとしてのロータリーを感じさせた。
初代RX7はこの後発売。
ルーチェやファミリアまでロータリーを積んでいたが、コスモRX7の成功のあと、
ロータリーは上位機種のみに積まれることになる。
しかしながらこの当時の13Bに何度か乗ったことがあるが
3000回転でクラッチミートしてもカリカリとノッキングするのには驚いた。
こんなにまわして燃費がよいわけがない。
リッター5kmを割り込むアメ車並のエンジンだった。
それでもモーターのようになめらかにまわるエンジンは独特のもの。
良いか悪いかではなく好きか嫌いかという価値観で決めるクルマだった。
マツダの名誉のために言うが
ロータリーは80年代後半になると12Aが主力となり、ネックになっていた
シールの気密性の強化、耐久性の向上、インテークやエキゾーストなどの
位置や形状の進化などトルクや燃費の面で劇的に向上する。
また、RX7やコスモはターボモデルまで発売されてGTRが復活、
ランエボインプ戦争が起きるまでは国産最速のクルマでもあった。
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***ゴーサントオ、53年10月国鉄白紙ダイヤ改正あずさ2号

部屋を掃除していたら出てきたシリーズ。
今回は53年10月の国鉄ダイヤ改正の話。
昭和47年から始まったオイルショックによってそれまでの生活は一変した。
私自身、まだ子供だったため正確に把握はしていないが
小学生の時に購入した鉄道関連本に初乗り20円とあったのが
中学生の時には初乗り80円ぐらいになっていた記憶がある。
この時期、猛烈なインフレになり全ての物が値上げしたが特に国鉄の運賃は異常だった。
この号の記事を見ると
国鉄はやむなく運賃・料金の値上げによって収支の改善を図ろうと昭和50年11月20日に
料金を平均32%値上げ(グリーン車は92%値上げ)し、更に翌昭和51年11月6日には
運賃・料金の50%値上げに踏み切った。
短期間に2度の極端な値上げを行ったことで、国鉄は利用客を急速に失う結果となった。」
とある。
また、この後も昭和61年の民営化に至るまでほぼ毎年値上げを繰り返した。
オマケに労使の闘争も激化し、この頃最長8日のストライキなんて事件もあったそうな。
さすが親方日の丸。平気で値上げしていたのだ。
さて、そんなとき、営業収支の改善のためもあって白紙ダイヤ改正を断行した。
その代表が急行を減らして特急に格上げするというこそくな手段である。
利用客はそうでなくても値上げした高い特急料金を払うことになる。
写真にある国鉄色(当時は全て国鉄だが)の183系や481系が走り回る。
トピックはあずさ2号である。狩人の大ヒット曲だ。
このダイヤ改正までは上りも下りも始発から1号2号…と名前を付けた。
ところがこれだと同じ時間帯に同じ本線上に2本のあずさ2号が走っていることになる。
切符の誤発券や誤乗車が多かったらしい。
そこでこのダイヤ改正で下りは奇数、上りは偶数号に改められた。
従って「8時ちょうどのあずさ2号で…」は、消えることとなりマスコミでも騒がれた。
写真の隅に103系の初期型(一灯)が写っているのもご愛敬。