前回までの流れ。
B4GTの試乗した感じがどうもしっくり来ない。
それはLグレードという乗り心地に振ったセッティングが原因。
ならばSグレードというスポーツ性能セッティングを試乗すべしと
営業マンが勧めるのである。
というわけでもう一台置いてあった試乗車に乗ることに。
ツーリングワゴンNAエンジンSパッケージ
こちらのミッションはCVT。レガシィお初である。
スタートの瞬間「あっ、CVTだ。」と感じるだけであとはスムーズ。
街中を流して走るだけならせいぜい2500回転。
ターボ車もターボの恩恵はない。ならばCVTのNAの方がかえって乗りやすい。
そもそもNAエンジンも170馬力あって先代よりトルクが大幅アップ。
こちらの方が乗りやすいくらいだ。
Sグレードはビルシュタイン装着。確かに乗り心地もしっかりしている。
路面の凹凸をちゃんと拾っている。
スピードを上げたとき、もしくはタイトコーナーでもこちらの方が
ステアリングの反応がよいし自然である。
個人的にはこちらを標準にすべきだと思うのだが。
ステアリングにパドルシフトがついていて、遊んでみてくれ、と言われたが
使い慣れていないとまったく面白くもないし意味もない。
それよりはシフトレバーの近くにあるSIドライブの方がいじりがいがある。
Sで回転数が上がるようになりS#でアクセルを離してもシフトアップしない。
峠で遊ぶときは結構役に立つのではないか。
というわけで新型レガシィはとんがったところはなく誰が乗っても優しい感じ。
パワーや足回りの熟成と同時に乗り心地や静粛性、室内の広さも向上している。
正常進化と言えるだろう。
AWDターボのミディアムセダンは国産ではほとんどライバルなく
強いて言えばマークX、アテンザ、ゴルフがライバルとなるだろう。
ティアナやスカイラインは競合しないと思う。
室内が広くなったことでオデッセイやウィッシュに不満を持つ客も呼び込めるか。
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