フジテレビ、世にも奇妙な物語

昨日の世にも奇妙な物語を見た。
かなり前は結構見ていたのだが、だんだん話が幼稚になったり
お化けものになったりと子供向けの傾向が強まったので
ここ数年見なくなった。
予告編をみた嫁さんが「面白そうだよ」というので珍しく視聴。
意外に私のようなオッサンでも楽しめた。
ポイントを整理
1.役者がよい
たいていのTVドラマのようなジャニーズ系がほとんど無い。
(一人いたような…)
2.原作がしっかりしている
どの話も面白い。
エンドロールを見る限り半数以上は同名タイトルで書籍がある。
そこら辺のこわい話を脚色しただけのドラマではへきえきとしていた。
原作、脚本がしっかりしているのが一番である。
3.ゴールデンにはつらいところも
どうしてもゴールデンの放送なので子供やオバカに優しい脚色。
例えば、最初のボディレンタルのラストで死にそうなおばあさんの
種明かしのセルフが長すぎる。
そこまで丁寧に言わなくても話の流れでわかることは省いた方が。
友人曰く、
「読書をしない人、子供にはストーリーの流れだけで理解しろと言うのは
無理があるのではないか」
本日、高校生とこの話題になったときに聞かれた。
「タクシーの話で運転手はどうなったのかなあ?」
あそこで話が終わるからおもしろいのだけどね。
4.ミステリー、ショートショートの基本は??
何から何まで全部わかってしまってはミステリーにならない。
星新一ショートショートはほとんどがプツンと話が終わる。
後は自分で想像して楽しめと言うこと。
読書をしない今のこどもたちは読んで想像するのが苦手だ。
空想想像といっても、アニメやゲームの映像の世界でしかない。
(結局誰かが想像したものを想像している)
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というわけで読書の秋です。
皆さん読書をもっと楽しみましょう。
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