NASA、静かな超音速航空機

2日の羽田事故でエアバス350とボンバルディアDHC8が話題となった。
次の週にはボーイングの最新鋭機737MAXの事故が話題となる。
今日はNASAの超音速航空機X-59とエアバス350-1000がニュースになった。
X-59をみて驚いたのが尖ったノーズ、というのはテレビの受け売り。新幹線と同じで空力とは言っても空気抵抗ではなく環境性能に特化したデザインということらしい。
それよりNASAの本気度を感じたのは、超音速である。なんと時速1500km弱という。レジェンドのコンコルドなどの70年代80年代の超音速といえばマッハ2である。当時の戦闘機もほぼこの性能であった。さらに70年代前半は旅客機がマッハ2ならとマッハ3の戦闘機や偵察機が出てきて超音速の時代を感じたのである。それから半世紀かかってマッハ1.4というのは、と思ってしまう。現行の旅客機はだいたい時速800km、ただし高度1万mの追い風参考記録では1100km近くになるそうだ。(すべて対地速度) しかしながらマッハ1.4に抑えたというのは環境性能との合わせ技で実用域での超音速を目指した。つまり離陸してフル加速してとっととマッハの壁を破るつもりだ。到着時間はこちらの方がコンコルドより早いということだな。

A350-1000
国際線に投入と言っていた。B787も-7から始まって追加するたびに全長が長くなる。B737A320も追加機種があるたびに長くなっている。全長は73.79mとすでに今はなきB747-400B777-300と同じか長い。元々は中型機という感じだったが、長さだけはフラッグシップにふさわしい。記事を読むと豪華な内装などが紹介されているが私がそれを実感することはないだろうなあ。
このER仕様の機体が古くなって国内線に使う頃は15年後か、私は生きていないかなあ。今日「歌手の小金沢くん」が65で死んだと聞いた。このところ芸能人の死亡のニュースをみていると70代が多い。戦前戦中派は子供の頃食べものに苦労したと親からよく聞かされたが、その割にうちの親も90になるほど長生き。それに対して戦後の高度成長期に生まれた私らの世代の方が短命というのが悲しい。戦争がない飽食の時代は命を縮めるのだろうか。
私は死んでしまうので確認はできないが私らの子供世代、今の若者はどうだろう。子供の頃からマクドナルドや回転寿司に普通に行き、スマホで大抵の用事を済ませる世代である。上記の法則から鑑みると、さらに短命かなあ。