改造ジムニー

ジムニーのタイヤが外れて女児にぶつかったという事故。
タイヤが外れたとあるが見るとホイールが外れている。ということはナットとボルトはどうか。映像を見るとボルトは生きているように見える。つまりナットが5個全て外れたということになる。
これまでのこの手の事件では大型トラックのタイヤ・ホイールが外れた事件、こちらはボルトが折れている。今回の事件はそれとは違うようだ。
ジムニーはリフトアップしていてタイヤ・ホイールもインチアップしているように見える。それが直接の原因ではないとのこと。とすればちゃんとナットを締めていなかったということになる。そんな事があるのだろうか。
40年ぐらい前の話。私は愛車でドライブしていたのだがフロントまわりからゴトゴト音がすることに気づく。帰宅して調べるとフロントホイールのナットが緩んでいたことが判明、1ヶ月前ぐらいにタイヤ交換した記憶があった。つまりきちんと締めていなかったということ。
いろいろなマニュアルには「タイヤ交換したあとしばらく走ったら増し締めをせよ」と書いてある。甘く見ていた。それ以降タイヤ交換のあとは何度もナットのチェックをするようになった。
こう言っては文句も来るだろうが、リフトアップなどのクルマをいじるのはおおいに結構、ただしクルマの走りやコンディションを走らせていてもわからない鈍感な人は例えタイヤ交換でも自分でやるべきではない。自慢ではないがS字カーブやスラロームをやれば左右のタイヤの空気圧に問題があることはすぐに気づく。バイクのようにセンシティブな乗り物ならタイヤの山やブレーキライニングの残りわずかやオイル交換のタイミングも乗っていればうすうすわかる。自動車趣味バイク趣味というのは機械との会話なんだよね。見た目重視の改造などを見るとクルマやバイクが可哀想になる。