やっぱりね、鉄道マニアを長くやっていると高速で走る電車よりも、重厚感のある機関車についつい引かれてしまう。昭和30年代からの国鉄の動力近代化で気動車列車と電車列車が基本形になり機関車は一部の客車と貨物用と棲み分けされてしまった。
そもそも色気がなかった近代化以降の国鉄機関車はデザインはほぼ一緒、貫通扉があるかないかの違いしかない。EF66だけはずいぶん頑張ったと思う。
JRになってからは、機関車は3桁形式になり、金太郎とか桃太郎とか個性を出そうとしたものの中途半端なデザインで今ひとつだな。それでも廃止になる頃には「昔はよかった」と思うのかな。
この交直機関車81は一時代を築いた名機である。交直ゆえ日本じゅうで見ることができたし生産数も多い。子供の頃はくすんだ赤が嫌いだったが、大人になって安中貨物や北斗星で活躍するのを見て好みが変わった。
実は中学生の時、20系ブルトレのNゲージを購入したのだけど、EF65が高価で買えなかった。するとある店でTOMXのEF81が安く売っていてそれを購入。我が家では何十年もEF81はブルトレ牽引機であった。ときが流れてあけぼのの撮影に東北に行った時ブルトレを引く81を見て心から感動したのであった。その後、この写真の北斗星を81が引くのを見て、私の子供の頃からブルトレのイメージは赤い81が引くものなのだと確信に変わっていた。
大人になってEF65も購入しました。