EF60は想い出深い機関車だ。
実は本物を見た記憶がない。
私の子供時代の鉄は電車中心だった。
小学生の頃、SL全廃で日本中が沸き立ったときにSLに夢中だったが。
中学生になった頃だろうか。
模型屋のプラモデルコーナーの一番上には憧れの大きな箱が並んでいた。
一つは1/100のボーイング747JALジャンボ。
初期型の二階の窓が3つしかないやつだった。
そして、その横に誇らしげに並んでいたのが1/50の機関車である。
人気があったのはSLだったが、当時電気機関車も発売した。
それまで人気だったEF58に代わって新性能車のEF60が60年代に登場。
ブルトレを引く。
私が購入した70年代はすでにEF65がブルトレ機として人気があったはずなのに
なぜ見たことも無いEF60を購入したのか自分でも不明である。
ものすごい時間をかけてヘロヘロの完成となった。
それでも、電気機関車の内側がどうなっているのか理解できたのは収穫だった。
また、台車がどういう構造か、どんなパーツからできているのかわかったのもよかった。
走行する鉄道模型ではわからないところである。
この写真のチラシはNゲージだけど、ついついあの頃のプラモデルを思いだしてしまう。
その下にも幾つか紹介されているがすべて国鉄車両だ。
鉄道ファン、模型ファンの年齢層が知れる。