F35A配備1カ月 「聴力に障がいを与える」騒音

嘉手納基地、F35A暫定配備から1カ月 「聴力機能に障がいを与える」騒音
というヤフーニュース。

空自も導入のステルス戦闘機である。
レーダーに映ることなく相手の背後に近づくことができる。忍者みたいに音を立てずに飛ぶかと思いきや三沢で見た35Aは違った。派手な音で上がっていくのである。音はレーダーに関係ないし人間に聞こえたときはもう遅いということだろうか。
旅客機ではB747のエンジン4発問題があった。伊丹では騒音規制として4発を出禁にしたのである。4発が大型機で双発なら小型という考え方もあったのだろうか。B777を見たときは驚いた。747並の機体を双発で飛ばすのである。そのエンジンがバカでかい。伊丹の規制は合理的だったのか。
すっかり見なくなった747だが羽田でもルフトハンザ航空が最新の747-8を運用している。実際に上がっていくのを見ているとやっぱりでかい音がする。自宅にいても、音でジャンボとわかる。

ところが戦闘機はその法則が当てはまらない。
そもそもアフターバーナー全開はでかい音で優劣つけがたい。単発のF2もイーグルと同じぐらいの音で上がっていく。高性能の35Aがイーグルより静かに上がっていくとは限らないのだろう。
耳を悪くするくらいの騒音も決して大げさではない。私らが喜んで聞きに行くときも滑走路エンド近くの特等席で耳が悪くなるくらいの爆音を楽しむ。音のエネルギーは距離の2条に比例して減衰する。
空路から少しでも離れれば100dbを超えることはない。滑走路エンドに住んでいる人には大変迷惑な話だが、そんな撮影にベストポジションなところに住んでいる人がどのくらいいるのだろうか。