教員の残業減訴え「給特法」見直しに賛同


10日の月の出は17時30分月齢12日である。金曜日には満月、スーパームーンほどではないが月が大きく感じる。調べると36万kmを下回っている。やはり近いのである。
月の出のときには薄い雲がかなり出ていて夏の青空という感じではない。さらに深夜にも撮影したがおぼろ月夜であった。

さて、本題
教員の残業減訴え「給特法」見直しに賛同、というニュースを見た。
私も以前に高校や大学で非常勤の講義をしたことがあった。当然非常勤なのでその講義の時給しか出ないわけだが。実は高校でも大学でも教員は月給しか出ないのである。非常勤より給料が高いだけである。手取り25万円とすれば1日1万1400円、時給だと1400円ていどだ。もちろん非常勤と常勤では社会保障や次年度以降の身分の保証があるから時給で比較できないが。さらに常勤の教員たちは授業などで完全に拘束される時間が1日5時間弱。残りの3時間で授業準備や採点や書類の処理を。まあ、ここまでなら普通の社会人と同程度の忙しさだが、ここに生徒会や運動会や卒業式などの行事がぶっこまれてその準備や係の生徒の指導、このへんで勤務時間の枠がなくなる。そして悪名高い部活動顧問。私は当時非常勤なのでそういう役割は無かったが、頼まれて試合の引率などを手伝ったことがある。土日はこれでドーンと潰れて報酬なし。交通費は出たけど。さらに悪名高いのが生徒指導、今はモンスターの対応。多分平均2時間から3時間の残業、これらを全て残業として最低賃金換算で報酬として渡したとすれば教育の人件費は30%予算が増えることになる。全国の教員数を考えると国防費を増やすより大変なことになる。
そもそも明治時代の選挙制度を100年以上がたっても、指定された投票所で紙に鉛筆で書いて箱に入れるなんてことを永遠にやることに無駄を感じない人たちが教員の給料を増やすわけもない。