節電

地震の影響で発電所が止まって電力の供給が逼迫しているそうだ。
関東でも経過次第では停電の恐れがあるということだ。節電してと呼びかけている。
私が勤務しているのは、公共機関に近いところなんだけど、節電はどこ吹く風、コロナ対策ということで換気優先、雪が降っているのに窓を少し開けている。北向きの窓からは冷たい風と冷たい雨が入ってくる。窓際の席の人は文句を言わずに寒がっている。その部屋のエアコンの設定温度はなんと30度。ほとんどの部屋が同様のためいくら設定温度を上げても寒いのである。通常時の20度程度の風しか出ていないと思われる。マンボウも終わって通常の感染対策に戻ったので窓をしめてエアコンを適正利用しようとは思わないらしい。いつまでも緊急事態宣言のまま。おかげで感染者は最小レベルに収まっているので良しとすべきなんだろうけど。公共の利益は考えていないよなあ。
私はスカッとジャパンで停電させたらいいと思っている。渋谷とか六本木とか池袋とか、多少地方に行って大宮とか三鷹とか船橋とか川崎とか。より多くの人に停電の怖さを知ってもらう良い機会ではないか。そもそも11年前まで原発ありきの電力システムだったわけだが、例の事故で原発反対になる。アホの運動家が原発なくても火力でいいだろ、とそのとおりになった。なっただけで化石燃料に頼る火力は脆弱、実は常に逼迫している状態なんだ。アホの運動家はそこまで考えない。地球温暖化を進めているだけでなく石油依存度を増大させ、石油マネーで一部の国を儲けさせて、私達はインフレで悩むことに。さらにちょいと地震で揺らせば停電の危機。私達日本人は何を理想として何に向かって進んでいるのか。原発がなくなれば本当に豊かな日本になるのか。
戦争の怖さを山本五十六は知っていたが東条英機はわかっていなかった。私達国民も戦争に行った家族が戦死したと聞いて初めてその怖さを知り、空襲や原爆で家族や近所の人が皆殺しになって、戦争をしてはいけないと知った。
70年以上平和が続いて私達は平和を当たり前だと思っている。原発なしでもオール電化生活が余裕でできると思っている。毎日コロナで数万人が感染して数十人が死んでいるのに、子供を連れて観光地に行ったり、仲間で宴会している。

ちなみに我が家は、エアコンの設定温度は17度か16.5度である。寒い日は小さな石油ストーブをつけている。それでも部屋の温度が20度を超えることはない。先日の暖かい日の午後にこの冬初めて20度になった。(笑)