犬神家の一族 (2006年

今日午後1時よりオンエアされた。
市川崑石坂浩二という1976年版の完全リメイクという作品である。
本編130分以上、CMを入れると3時間近いのだが嫌いではないゆえ夫婦で楽しく見てしまった。
ヒロインの松嶋菜々子は今でもCM女王という立ち位置、変わらない美しさである。
もう一つ
恥ずかしい話なんだけど、高校生の時に原作を読んで映画もデレビドラマも何度も見ているはずなんだけど、今日改めて見ても人間関係と殺人の動機が理解できない。
なぜさへいの怨念が孫の殺人事件につながったのか、たまよの出生の秘密と殺人事件がどうつながっているのか。何度も見ているのにわからない、私も年をとったものである。
この2006年版は1976年版のオマージュである。故に登場人物の俳優にもこだわりがある。三木のり平など当時死亡してしまった人は入れ替え、お琴の師匠など役を変えて出ている俳優もいた。私が食いついたのは三谷幸喜である。てっきり脚本を書いているのかと思いきや、クレジットにない。調べてみると本来の役は著者の横溝がやっていたという。横溝の代わりに駆り出されたのが三谷と書いてあった。
三谷は古畑などミステリーで売り出した作家脚本家ゆえ、横溝作品に参加してもおかしくない。今回は俳優として出演していたが。