セブンペイ


不正アクセス事件が起きてスマホ決済の危うさを露呈した。
普通に利用していれば、そう簡単に詐欺集団に捕まることもないのだが
脇の甘い人がついうっかりをしてしまったようである。
IDとpassさえわかれば小学生でも不正アクセスできるわけで。
これらの管理は現代人には鬼門なんだね。
銀行系ではワンタイムパスワードが主流になってきて
私のデスクの脇にもいくつかの端末がある。
面倒くさいことこの上ないが、ワンタイムのいいところは本人が
特殊なパスワードを覚えなくてもいいことだ。
セブンペイは先日すべてのアカウントのpassをリセットしたという。
実は職場のサーバーもpassに有効期限があって、それを過ぎると
アカウントが停止するという荒療治がある。
再設定は個人ではできない、管理者に申し出るという徹底ぶり。
確かに不正アクセス事件は起きにくいが、業務におおいに影響が出る
セキュリティに仕上がっている。
金融系のサイトもアカウントが停止まではいかないが
「今のパスワードにしてから何ヶ月経過しています」と
やんわりパスワードの更新を呼びかける。
などと、パスワードにまつわる話を書こうとしていたら
今日のニュースでセブンペイが9月で廃止になるという。
最大のリセットだわなあ。
セブン本社にどれだけの損失がでるかわからないが
傷が浅いうちに切り捨てようという苦肉の策だ。
例の増税に伴う政府の後押しに乗っかったわけなんだけどなんとも。
キャッシュレスの基本はやはりカードなんだろう。
今の社会はスマホ万能みたいな方向にスライドしているが
個人情報からお金の授受まですべてを一台の機械に集約させるのは危険だ。
数日故障で使えないとしたらどうするつもりだ。