カレンダーと万博


来年のカレンダーがまた一つ、雑誌の付録だ。
年賀はがきも購入したし、いよいよ年末だということだ。
もう一つ
驚いたニュースは大阪万博が決定したとか。
一部の人達が入れ込んで盛り上がるのはいいが
外国で大阪と決めたことが興味深い。
ここ数年の日本観光の波が広がっているということなのか。
1970年の高度成長期ならもしくは1985年のデジタル技術がこれから
というときなら、それはそれで行ってみようかとなるが
これだけの多種多様な価値観の時代に一つのイベントで人を集められるのか。
さらに決定までの招致費用35億円だそうである。
オリンピックに数千億円、その数年後の万博で同等の支出が見込まれる。
騒いでる人たちの大半が転がり込んでくる経済効果を期待している金の亡者。
一部の人達の娯楽のために約100万人の1年分の基礎年金と同等額が支出される。
計算では国と地方で7割弱とのことだが。
数万人分の労働者の年収が特定の娯楽で消えてしまうのはなんとも。
国民の安全とか行政サービスに使われるべきなんだけどね。
もう一つ
1970年万博でシンボルとして岡本太郎太陽の塔
小学生だった私にはあの価値などわかるはずもなかったし
多くの人達も「何だこれ」と思ったことだろう。
ところが、10年20年と時間が流れてもあのデザインは古臭く感じないどころか
価値が上昇してきたではないか。
岡本太郎岡本太郎を抜擢した担当者の先見性には驚くばかりである。
目先の金儲けばかり考えている奴らには太陽の塔は作れない。